海てらす月乃輪
概要
この建物は、1993年に海中展望船「あまんぼう」の待合所として誕生して以降、多くの観光客の皆様をお迎えしてきました。2007年に発着地が菱浦港に移って以降は、主にダイビングの拠点として利用されてきました。
あまんぼうが移転した後、この建物の名称変更については長年、豊田地区内で話題になっていましたが、実現には至りませんでした。
そのような中、今年3月、17年ぶりに美保神社例大祭「ホーラエンヤ」が行われ地域の活気が高まり、「この場所に新しい名前をつけよう」ということになりました。
今年6月に町内の皆様から頂いたアイディアを基に、7月に地区の関係者の間で選考を行った結果、「月乃輪」という案が選ばれ、その後、海をテーマにしたサブタイトルを加えて「海てらす月乃輪」という名称が誕生しました。


この施設は、ダイビングの拠点や町民・来島者の憩いの場として、また、豊田地区の海に関連する文化の紹介、海の駅松島の商品販売、ミニ水族館、サザエやアワビのアクセサリー作り体験、魚釣り体験など、多くの可能性を秘めています。
これからも、多くの笑顔が生まれる場所として活用していく予定です。
シンボルマークに込めた想い
月に照らされた豊田の海を表現しています。
波線は「乃」を引き伸ばしたもので、この漢字には「人々を繋ぎ、調和を大切にする」という意味があり、この場所もそのようにあってほしいという願いが込められています。
また、マークを90度回転させると、顔にも見えます。これは、月乃輪神社のご祭神である月読命(つくよみのみこと)をイメージしており、自然・土地・人々の営みに感謝しながらこの場所を創っていくことを表現しています。

施設の案内
セルフカフェ
ドリンクコーナーや図書コーナーがあり、素材にこだわったドリンクを豊田地区のオリジナルカップで飲むことができます。毎週木曜日と金曜日の10:00~17:00まで営業しており、リモートワークや雑談にもご利用いただけます。

季節に応じて、サマーカフェや軽食販売イベント等が行われることもあります。

とよだミニ水族館
魚だけでなく、クラゲやカニ、ナマコなどその時々で様々な海士町の海の生物が展示されています。普段じっくり見る機会はなかなかない海の生物たちを観察してみてください!

貝殻を利用したアクセサリー作り体験
サザエキャンドルづくり・あわびアクセサリーづくり
島といえばの海産物、ささえ・あわびを用いたクラフト体験です!
どちらも作り方は簡単なうえ、お子様も夢中で作業できちゃいます。
隠岐のお土産としてぜひ自分だけのものを作ってみませんか?
グラス絵付け体験
海のイラストなどを型取ったシールシートを選び、グラスに絵付けする体験です。
お子様でも簡単にできます。海を眺めながらの施設でお楽しみください♪
アクセサリー作り体験の詳細は、隠岐の島旅HPをご確認ください。
https://www.e-oki.net/experience/11961/

海士ダイビングサービス
海士ダイビングサービスは、1992年に隠岐諸島で最も早く開業したダイビングショップです。ジオパークに認定された大自然の海で暮らす生き物たち。多種多様の生き物が共生してできている生態系は、隠岐独特の世界観を創り上げています。
海士ダイビングサービス公式サイト

豊田の海・文化の映像紹介
海てらす月乃輪が位置する豊田地区は海藻が豊かに繁茂する海に囲まれており、その海中の様子を紹介するためのビデオ放映を行っています。また、2025年3月に豊田地区で開催された船神事「ホーラエンヤ」の様子もご覧いただけます。



