島まるごと図書館構想
概要
島まるごと図書館の思い
町のキャッチコピー「ないものはない」には、「便利なものはなくてよい」「大切なものはすべてある」という思いが込められています。決して便利とは言えないこの島では、自らの楽しみを創造すること、暮らしをより良くするため自分で考え行動することが求められます。そのヒントとなる本や情報、人がつながる場や学びの機会を提供することで、まちのより良い未来をつくるお手伝いができればと思います。 小さな図書室から始まった取り組みは、あるものを活かし住民の皆さまと共に積み上げるボトムアップ型図書館として少しずつ成長してきました。小さな島の図書館だからできること、「ない」からこそ辿れるプロセスや生み出せるものを大切に、海士の人々の想いや活動と結びついた図書館となれるよう取り組んでいきたいと思います。
島まるごと図書館のあゆみ
2007年10月 島まるごと図書館構想がスタート司書2名を任用
2007年10月 町内の小学校・中学校・高校に司書を配置
2007年12月 港・地区公民館等に分館を新設
2007年12月 中央公民館図書室をリニューアル
2009年4月 海士小学校「子供の読書活動優秀実践校」文部科学大臣表彰受賞
2010年10月 海士町中央図書館が開館(海士町中央公民館・教育委員会と併設)
2011年4月 福井小学校「子供の読書活動優秀実践校」文部科学大臣表彰受賞
2012年4月 海士町中央図書館「子供の読書活動優秀実践図書館」文部科学大臣表彰受賞
2014年11月 「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2014」優秀賞受賞
2020年10月 開館10周年を迎え、新たな図書館構想を策定
島中に広がる図書館
2007年に人づくりの柱として図書館事業が新たにスタートしました。「図書館のない島」というハンディキャップを逆に活かし、島の学校(保育園、小中高校)を中心に、地区公民館や港など人が集まる既存の施設に本を置き、分館と位置付けました。それらをネットワーク化することで島全体を一つの図書館とする「島まるごと図書館」が始まり、本のある暮らしが広がっています。 分館は本の貸出・返却はもちろん、地域の人が集う場にもなっており、読書イベントもときおり開かれています。公共施設だけでなくお店や自宅なども仲間入りし、バラエティ豊かになりました。それぞれ特色があって面白いので、ぜひ巡ってみてください。
最新の分館情報はこちら
https://ama-library.note.jp/n/n0263b168ac1f
島まるごと図書館の詳細
こちらのnoteをご覧ください。