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お知らせ

海士町と昭和村、持続可能な地域経営モデル構築に向け 連携協定を締結

更新日:2026年4月20日

離島×中山間地域による新たな地方創生モデルの創出へ

島根県隠岐郡海士町(町長:大江 和彦)と福島県大沼郡昭和村(村長:舟木 幸一)は、人口減少や少子高齢化が進む地域課題に対応するため、「小規模自治体の持続可能な地域経営に関する連携協定」を令和8年4月17日に締結しました。

本協定は、離島地域と中山間地域という異なる条件を持つ自治体が、それぞれの経験や知見を持ち寄り、人材育成、地域DX、産業振興、政策形成などの分野で連携を深めることで、全国の同様の地域に展開可能な新たな地域経営モデルを共に創出していくものです。

協定締結の背景

日本全国で人口減少が進む中、特に離島や中山間地域では、担い手不足、地域産業の衰退、行政サービス維持の困難化といった構造的課題が深刻化しています。両自治体はこれまで、それぞれの地域において、人材育成や産業づくり、デジタル技術を活用した地域課題の解決に取り組んできました。本協定は、こうした実践の蓄積を土台に、自治体間で学び合い、実装を伴う連携を進めることで、地域の未来を切り拓いていくことを目指しています。

連携の主な内容

本協定に基づき、以下の分野で連携・協力を行います。


  • 地域経営人材およびDX人材の育成・交流 
  • デジタル技術を活用した地域課題の解決(地域DX) 
  • 地域資源を活かした産業振興・起業支援 
  • 関係人口・交流人口の創出 
  • 地域教育・地域学習の推進 
  • 行政運営の効率化・政策形成に関する知見の共有 
  • 離島・中山間地域における地域政策モデルの構築・発信 

今後の展開


  • 地域・行政DXの実証事業 
  • 自治体職員の相互派遣・研修 
  • 人材育成プログラムの共同開発 
  • 全国自治体へのモデル発信 

ビジョン

本協定は単なる自治体間の連携ではなく、人口減少時代における「小規模自治体の生き残り戦略」を示す取り組みです。離島と中山間地域という異なる条件を持つ両自治体が連携することで、地域の未来に対する新たな選択肢を提示していきます。


町長・村長コメント

海士町長 大江 和彦

このたび、島根県海士町は、福島県昭和村と「小規模自治体の持続可能な地域経営に関する連携協定」を締結することとなりました。人口減少や少子高齢化が進む中、離島や中山間地域において地域の未来をどう描き、実装していくかは、全国の自治体に共通する課題です。海士町と昭和村は、地域の条件は異なりながらも、人材育成や産業づくり、デジタル技術を活用した地域課題の解決などにおいて、それぞれ挑戦を重ねてきました。 

本協定は、両自治体がこれまでに培ってきた知見や経験を持ち寄り、人材育成、地域DX、産業振興、政策形成といった分野で連携を深めることで、持続可能な地域経営の新たなモデルを共に創り出すことを目的としています。職員交流や共同プロジェクトを通じて、実践的に学び合う関係を築いていきたいと考えています。

この連携を通じて生まれていく成果は、海士町と昭和村にとどまらず、同じ課題に向き合う全国の自治体にとっても参考となるものでしょう。昭和村の皆さまと力を合わせ、地域の未来を切り拓く一歩を共に踏み出してまいります。


昭和村長 舟木 幸一

このたび、福島県昭和村は、島根県海士町と「小規模自治体の持続可能な地域経営に関する連携協定」を締結することとなりました。本村は、1955年(昭和30年)に4,800人を超えていた人口が、2025年(令和7年)には約1,100人までと75%以上減少したほか、高齢化率も56%を超えるなど、人口減少・少子高齢化が進む課題先進地域です。

一方で、本村は本州で数少ないからむしの栽培地として、地域資源と文化を活かした取組を続けており、近年は全村Wi-Fi整備などのデジタル基盤の構築にも取り組みながら、地域の持続可能性を高める挑戦を進めてきました。

こうした中、本協定を通じて、人材育成、地域産業、DX、地域政策といった分野において連携を深め、地域課題の解決に取り組み、海士町の皆さんと互いに学び合い、実践を重ねることで、人口減少に負けない持続可能な地域経営モデルの創出を目指してまいります。この連携から生まれる成果が、同様の課題を抱える離島や中山間地域にとっての希望となり、多くの自治体にとって有益な取組となるよう、全力で取り組んでまいります。

協定概要


  • 協定名称:小規模自治体の持続可能な地域経営に関する連携協定 
  • 締結日:令和8年4月17日 
  • 締結自治体:
  • 島根県隠岐郡海士町
  • 福島県大沼郡昭和村 
  • 有効期間:3年間(以降、双方合意により更新)

自治体概要

海士町について

島根県隠岐郡海士町は、日本海に浮かぶ隠岐諸島・中ノ島に位置する離島自治体です。豊かな自然環境と独自の地域文化を背景に、「ないものはない」を理念とした地域づくりを推進しており、人口減少が進む中でも持続可能な地域経営に挑戦してきました。

高校魅力化プロジェクトや島留学制度などの教育施策、地域資源を活かした産業振興、関係人口の創出などに取り組み、地方創生の先進モデルとして全国的に注目されています。近年は、デジタル技術の活用や自治体DXにも積極的に取り組み、地域課題の解決と新たな価値創出を進めています。

https://www.town.ama.shimane.jp/


昭和村について

福島県大沼郡昭和村は、福島県西部・奥会津に位置する中山間地域の自治体で、周囲を山々に囲まれた自然豊かな山村です。本村は、日本で数少ない、からむしの栽培から加工までを行っている産地であり、伝統産業である「奥会津昭和からむし織」は国の伝統的工芸品に指定されています。また、昼夜の寒暖差が大きい村の気象条件を利用し、昭和かすみ草は夏秋期日本一の生産量を誇っています。

近年は、全村Wi-Fi整備などのデジタル基盤の構築を進め、ドローンを活用した熊対策の実装など、地域DXによる課題解決にも取り組んでいます。また、からむし織体験生事業などを通じた人材育成や関係人口の創出にも取り組み、地域文化の継承と持続可能な地域づくりを推進しています。

https://www.vill.showa.fukushima.jp/