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「島の観光会議 」開催しました!

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7月24日(水)、マリンポートホテル海士にて、「島の観光会議 ~島の営みを支える室礼(しつらえ)~」と題したシンポジウムが開催されました。

 

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一般社団法人海士町観光協会が主催し、観光業界や行政関係者など島内外から約100名が参加。地域の観光業の在り方を問い直し、これから観光をブランド化していくために、関係者一人ひとりが自分自身の「働き方」を捉えなおすきっかけにすることが狙いです。

 

サブタイトルの室礼(しつらえ)とは、お客様から見えにくい部分(民宿のバックヤード等)に至るまであらかじめ最大限の準備を整えておくことで、お客様に最高の心地よさを感じてもらおう、島の良さを堪能してもらおう、というおもてなしの心の本質を表現しています。

 

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プログラムの最初は、観光庁ニューツーリズム推進官の水口幸司さんが国の観光戦略を紹介。続いて、ザ・リッツ・カールトン・ホテル前日本支社長で現在は人とホスピタリティ研究所の所長である高野登さんによる基調講演「自分が変われば地域が変わる~ホスピタリティという生き方」が行われました。
 

高野さんのお話は、おもてなしの原点は日常に宿っていること、相手の立場に立って初めて相手が求めるメッセージが見えてくることなど、大変示唆に富む内容でした。

 

■■■■■■■■ 基調講演より ■■■■■■■■

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講師の高野さんは、アメリカの数々の一流ホテル勤務を経て平成6年からザ・リッツ・カールトン日本支社長を務め、平成22年には人とホスピタリティ研究所を設立して所長に就任。〝ホスピタリティの伝道師〟とも称され、著書も多数あるほか、企業の活性化や人材育成などの講演活動も積極的に行っています。

 

高野さんは、コミュニケーションをとり感性をフルに働かせながら相手の価値観を理解し、その人の立場に立って考えることによって初めて相手が真に求めるものが分かる、ということを豊富な具体例や経験談からわかりやすく説明。

 

家族など一番身近な人に自分の気持ちを寄り添えるトレーニングをしているか、自分の仕事の中で絶対に外してはならない〝センターピン〟は何なのかということを常に考えているか、どんな作業にもビジョンをもって取り組み自分の感性を発揮しているか、規則に縛られるのではなく自分が決めた規範に則って生きているか—--等々、観光ビジネスの範疇を超えて、ホスピタリティを実践する生き方や働き方について深く鋭く問いかけました。

 

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シンポジウムの午後の部は、「『働く』をイノベーションする」がテーマのパネルディスカッション。

パネリストには、講演を行った2名に加えて、海士の民宿の良さを活かした観光プランの開発にご尽力いただいた石井秀俊さん(株式会社ジャルパック)、海士名物「さざえカレー」を世に出した立役者の一人であり今後もおみやげ開発などで協力していただく玉沖仁美さん(株式会社 紡)、海士町観光協会職員かつ株式会社島ファクトリー社長である青山敦士さんも登場しました。

 

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海士町観光協会の取り組み事例を主な話題として、イノベーション(=新基軸、革新)を生むためには個人が自らの軸をしっかりと持って働き、自分のやりたいことやできることをしぶとく考え続けることが必要だ、といった意見が出ました。

 

 

   

 

 

今回の観光会議では観光について様々な新しい切り口が提示され、参加者からは、「聞き応えがあった」「観光に限らずあらゆる分野の仕事で大切な姿勢や〝人との向き合い方〟を学べた」などの感想が聞かれました。

ご来島、ご参加いただきました多くの皆さま、誠にありがとうございました。

 


 


お問い合わせ

海士町観光協会 【℡】08514-2-0101

 

 

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