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新産業のヒント&美味しい試食会!海藻イベント『海藻力』開催

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6月18日・19日の2日間、隠岐開発総合センターにおいて、海士町が取り組む海藻産業を広く知っていただくためのイベント『海藻力  ~海を活かし生かされる~』 (主催:プラス事業海士町推進協議会)が開催されました。

 

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海士町は平成21年度より、すこやかな海の生態系の実現と都市との共存を目指す「海藻養殖を軸とした循環型の海藻産業」に向けた産官学連携の取り組みを始めており、島の全沿岸の海底の組成や海藻の現存量と種数を把握する調査を行っています。

 

『海藻力』初日のシンポジウム冒頭では、5年以上にわたり海士町での調査・研究に関わっていただいている、能登谷応用藻類学研究所所長の能登谷正浩氏による基調講演が行われました。

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講演の後は、テーマ別の発表です。

2年間にわたるこれまでの調査・研究の結果を踏まえ、海藻が産業振興や環境保全に役立つ可能性について、協議会の推進員である山河文広さん、依田欣文さん、大西祥平さんの3名が発表しました。


一つめの発表テーマ『海士沿岸に見られた岩ノリの種と分布』(依田さん)では、‘ばくだんおにぎり’でおなじみのイワノリ(=食用に採取されるアマノリ類)は、採る場所や時期によって種類が変わること、海士のイワノリは5種類あること、その種類によって味に差があることなどを発表。

今後、養殖技術を確立し、種ごとの味の特徴を生かした美味しいブレンドイワノリを商品化していくことを提案しました。

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続いて大西さんは、海士のワカメを使った「板ワカメ」の製造行程について説明。 ワカメについて、種苗生産・養殖(=第1次産業)、食品加工(=第2次産業)、流通・販売(=第3次産業)の各部門が協業する『第6次産業化』のビジョンを示しました。

 

山河さんは、これまで邪魔者扱いされてきたアカモク(=俗称モバ。ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻)の豊富な栄養成分と高い機能性を解説し、養殖と加工によってさまざまな活用方法とビジネス展開の可能性が広がることを示唆しました。

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最後に、海士でのコンブ養殖について再び依田さんが発表しました。
潮早(しおはや)海域で養殖する『海士潮早昆布』の生産量を増やして商品化してくために、収穫量を増やすための方法や成育環境の調査、食用のほかバイオ燃料の原料など新しい製品形態を考えることが、今後の課題として示されました。 

 

いずれも大変興味深い内容で、集まった約50名の参加者は熱心に耳を傾けていました。

 

 

また、2日めの試食会では、アカモク5種類(スープ、だし巻き玉子、納豆和え等)、ワカメ5種類(マリネ、リゾット、春巻き等)、昆布4種類(春雨炒め、かき揚げ等)、ツルモのチヂミやツルアラメの佃煮といった、合計16種類もの海藻料理が、カラフルな緋扇貝の小皿で提供されました。

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( ↑ )海藻レシピの一例。左上から時計回りに、

●ワカメ入り寄せ玉子 ●アカモクの磯辺巻き ●アカモクと鶏の納豆和え ●アカモクスープ

●アカモクドレッシングのサラダ ●塩サバの押し寿司 ●アカモク入りだし巻き

●ワカメと豚の春巻き

 

( ↓ )アカモクスープのコーナーに、海藻界の権威・能登谷先生も登場。

アカモクはコンソメスープと相性バッチリ!優しい味わいで人気でした

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おなじみの海藻を使い、地元の方に「これなら家で作ってみよう!」と思っていただけるような、親しみやすくて美味しいレシピがたくさん提案されました。

ワカメを使ったイタリアンは、見た目も美しくて好評でした。

 

( ↓ )ワカメとサラダセロリのパスタ

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( ↓ )ワカメとシマメ(スルメイカ)のマリネ

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( ↓ )王道の和風ももちろん美味。塩サバの押し寿司と、刻み昆布とツワブキの佃煮

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試食会の参加者で多かったのは、お子さん連れのご家族や女性どうしのグループです。


「マリネは初めて。バリエーションがこんなにあると、若い人から年寄りまでそれぞれの好みで食べられていいね」


「工夫したらこんなに色んな種類の海藻料理ができるんだね」


といった意見も聞かれました。

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海士町は今年度、稀少海藻の生産技術や育種の研究開発を行う専用施設を菱浦地区に建設する予定であり、海藻の幅広い商品化を促すため民間企業や研究機関の誘致に取り組みます。
 

町として、プラス事業海士町推進協議会の自立的な活動を積極的にサポートしながら、持続可能なまちづくりのための海藻産業の確立を目指していく考えです。

 

お問い合わせ

プラス事業海士町推進協議会(担当:山河) 【℡】08514-2-1832

 

 

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