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年頭所感
 

協働で共生の島づくり



海士町長  山内道雄

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 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

 旧年は本町の節目にあたる町制施行40周年記念行事をはじめ、後鳥羽院顕彰事業の「隠岐院薪能」など、町民の皆様のご協力とご支援により盛大に終えることができ、改めて感謝と御礼を申し上げます。
 また、本町が誇る名水百選「天川の水」にちなむ「名水サミット」の開催や、「日本で最も美しい村」連合への加盟が認められるなど、歴史的文化遺産の継承と自然環境保全の大切さを考えさせられた年でもありました。

 

 
 さて、国は政権交代後、初めての編成となった2010年度予算案に、地方交付税などで一定の配慮がなされたものの、道路をはじめ遅れた社会資本整備を進める公共事業費が削減されるなど、新年早々から厳しいスタートなりました。
 それを受けて、本町ではこれから新年度予算編成に取りかかりますが、第四次海士町総合振興計画の施策を具体的に推進するための事業を最優先することとし、一般財源の持ち出しを極力抑制し、新規事業については町の持ち出しがゼロの事業を原則とすることとしています。

 

 

 しかし本町は、覚悟の「単独町制」を決断した直後の「三位一体改革」によって財政再建団体へ転落する寸前まで危 機に瀕していたところを、 「単独を貫く」という思いを職員、議会、住民が共有し、皆様の深いご理解とご協力、ご支援によって「自立促進プラン」に基づく《守り》の戦略すなわち徹底 した行財政改革でピンチを切り抜け、今では基金を積むまでに財政事情は改善に向かっています。
 そして、《攻め》の戦略である島の地域資源を活かした「一点突破型」の産業振興策は、岩がき「春香」や「隠岐牛」、そしてCAS商品どのブランド化で着 実に伸びており、この5年間で115名の雇用創出と120世帯、202名のIターンの方々が定住されるなど、実績と効果を生み出しています。
 しかし、町政の経営指針に掲げている『確かな明日へ』、持続可能な島へと繋ぐためには、隠岐島前高校の魅力化支援や地域力となる人づくり施策なども含めさまざまな取り組みは、まだ緒についたばかりです。
 そのような状況の中、第四次海士町総合振興計画によるまちづくりがいよいよ新たに始まりました。
 海士町ならではのまちづくりのテーマは、『島の幸福論』です。そこには住民の「自分たちの島は自ら築く」という挑戦の意志と、一人ひとりが足元から小さな幸福を積み上げ「海士らしい笑顔の追求」をしようという想いが込められています。
 揺るぎない『島の幸福論』の追求と、 『協働で共生の島づくり』に、町民の皆様の一層のご協力とご支援をお願い申し上げ、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念して、年頭のご挨拶といたします。

 

 

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